小倉織-江戸時代から愛された木綿織物-
関門海峡を挟んで本州と向かい合う北九州市は、古くから九州の玄関口として重要な役割を果たしてきました。江戸期に豊前小倉藩と呼ばれていたこの地域では「小倉しま」「小倉木綿」と呼ばれる木綿織物が織られていました。後に「小倉織」と呼ばれるようになるこの布は細く紡がれた糸を2本から4本合わせて織り上げた藍色の美しい丈夫な布で、羽織や袴、帯として広く愛用されました。小倉織の生産が最も盛んであった幕末の頃には大橋(現在の行橋市)から黒崎、若松にかけて糸が紡がれ、小倉城下では多くの武家の女性たちの内職として布が織られていたと言われています。明治期に紡績糸を使った機械織りによる制服生地の生産も始まりましたが、大正から昭和の初め頃にはすっかり姿を消して「幻の織物」とまで呼ばれていました。
お知らせ
- 2024.8.9
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今年も、最高に暑かった夏休みの三日間、午前23組、午後22組の親子参加者がありました。1日目は小倉織の歴史のお… - 2024.7.5
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今年も夏休み伝統文化親子教室が小倉城庭園で始まります。綿から糸を作り布を織るまでを体験しながら、北九州の伝統文… - 2024.5.24
- 2024年度北九州市民カレッジ「小倉織を学び、織ってみよう」が始まりました!
第1回では小倉織の歴史を学び、わたが糸になることを体験しました。第2回は天然繊維について学んだあと藍、茜などで… - 2023.6.14
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5月26日(金)に「市民カレッジ~小倉織を学び、織ってみよう~(全5回)」が始まりました。今年も抽選で選ばれた… - 2023.3.1
- 小倉織庭園講座「小倉織を知ろう!織ってみよう!」の日程変更のお知らせ
小倉織講座の日程が変更になりました。3月12日(日)10:00~12:00,3月19日(日)13:30~15:…