北九州市立西部障害者福祉会館にて久しぶりの小倉織ワークショップ

2020.09.12

前回の投稿から随分間があいてしまいましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。 9月12日(土)午後1時半から北九州市立西部障害者福祉会館にて、聴覚や身体などの障害をお持ちの方8名を対象に小倉織ワークショップを行いました。 私達にとっては2月以来の講座でしたが、コロナ禍でも小倉織のお話と体験を精一杯楽しんでいただこうと、募集人数を半分にして、手指消毒や換気の徹底、マスクやフェイスガード使用など感染対策をしっかり行い、講座を開催しました。 講座の初めに、小倉織冊子を使って歴史についてお話しした後、mini小倉で真田紐作りです。最初は皆さん緊張した面持ち(私達も( ^^))でしたが、織り始めると表情が和らぎ、次第に目がキラキラ輝き、自分の世界に。付き添いの方や会館職員の方のサポートを受けながら、集中して一生懸命、織り上げていきました。織り終わった方は、綿繰りや糸紡ぎを体験したり、染色した糸の展示などをご覧になっていました。中には紡ぎ車と一緒に写真を撮る方や「玉ねぎで染めたのはどの色?」などの質問をしたり「ずっと小倉織に興味があったので参加できてよかった。」などと、お話してくださる方もおられました。また、mini小倉について研究会スタッフと話している方もいらっしゃいました。最後に、織り上げた真田紐をストラップに加工してお一人お一人にお渡ししました。皆さんご自分の作品を手にして笑顔いっぱいでした。 西部障害者福祉会館では、障害のある方のニーズに合わせた様々な講座を開催されているそうです。今回この講座で会館を初めて利用した方もいらしたとのこと。小倉織が会館利用のきっかけになったとしたらとても嬉しいです!! ご参加くださいました皆様、西部障害者福祉会館の職員の皆様ありがとうございました。 追記:初経験のフェイスガード、個人的な感想ですが、思っていたよりずっと視界が悪かったです。これにマスクをつけると、声はこもりがちになり、相手の声も聞き取りにくく、長く続けることはとても負担に感じました。改めて、これを付けてお仕事をされている方々は本当に大変なのだなと実感しました。ご苦労様です。(T子)

9/12 西部障害者福祉会館 小倉織ワークショップ!

2020.09.12

9/12北九州市立西部障害者福祉会館で行われた小倉織ワークショップの様子をアップしました!「活動報告」からご覧になってください。

織り仕事色々*綜絖通し*

2020.05.01

自宅で過ごす時間が増えてきましたが、皆さんいかがお過ごしですか。私達も工房での交代シフトにだいぶ慣れてきました。さて、機(はた)で織っている姿は皆さんよくご存知だと思いますが、実際に布を織り始めるまでに色々な準備があります。 その中で最も細かい作業の一つ「綜絖(そうこう)通し」をご紹介しましょう。綜絖は細長い針金で出来ています。針金の中央部に小さな穴があり、そこに経糸を順番に1本ずつ通します。綜絖は4枚の木の枠に分けて通してあり、この綜絖の枠が上下して、経糸が上がったり下がったりします。その開いた糸の間によこ糸を通して打ち込むことで布が織れて行きます。機械紡績の細い糸(60/2綿番手)を使って織る帯だと約1800本余の経糸を通すことになり、とても根気のいる作業です。間違えたら大変!と思わず目に力がはいります。でもこの作業好き〜という研究会員もいます(*^▽^*) (T子)

🌸工房だより

2020.04.11

新型コロナウイルスの影響で生活に制限がありますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。 伝承会の活動もしばらく自粛し、研究会でも今年度予定の様々なイベントが中止になっています。そんな中で出来ることに制限はあっても、研究会では工房に出てくる人数をうまく調整しながら各自の制作作業を進めています。また自宅でも糸を紡いだり、新しいデザインを考えたりとやる事はたくさんありますp(^_^)qしばらく不自由な日々が続くと思いますが、それぞれが工夫しながら乗り越えていきたいですね。 さて、街の中ではソメイヨシノに代わって遅咲きの御衣黄が満開を迎えました。工房にも大和先生の自宅に咲いているお花が届きました!見ていると心がほっこりしますね(*^▽^*) (T子)

室町コモンでの小倉織コースターの織体験をお休みしています

2020.04.10

新型コロナウイルスの流行に伴い、4月から当分の間、織体験をお休みにします。開始時はまた、お知らせします。

🌼最近の活動を紹介しています!

2020.02.28

豊前小倉織研究会と伝承会の最近の活動を写真入りで紹介しています。左の「活動報告」と「小倉織伝承会」をクリックすると出てきますので、是非ご覧になってください。

小倉織伝承会 作品展

2020.02.28

2020年2月10日(月)~27日(木)、生涯学習総合センターで作品展を開催しました。 私たちの活動の足跡である復元した反物やミニ袴などを展示しました。また、小倉織の歴史や糸車、復元した布で作った座布団なども展示しました。 センターを訪れた方々に見ていただき、私たちの活動を知っていただけたようです。

小倉織飾り、加冠の儀の記念品に 

2020.02.19

小倉城庭園で2月23日に行われる「加冠の儀」の参加者に、小倉織飾りヘアゴムが記念品として贈られる事になりご注文を承りました。いつもはクリアな袋に入れて販売していますが、今回は贈答用の箱に入れています☆ 草木染めした手紡ぎ糸の色合いと手織りならではのあたたかさ、手触りの良さは小さな商品になっても変わりません。加冠の儀に参加される皆様の思い出と共にお使いいただければ嬉しいです!箱のイラスト、ヘアゴムをしている女の子は武士子(ぶしこ)ちゃんといいます。小倉織の袴をはいています(^^♪ ご自分用に、ちょっとした贈り物にいかがですか。 小倉織かざりヘアゴムは、大 1,100円、小880円。小倉織飾りブローチ 1,100円もございます。(全て税込価格)(T子) ✳︎ 加冠の儀とは、古来から行われていた成人式の事です。本来男子の成人を祝う式ですが、小倉城庭園では3月3日の雛の節句にあわせて、新成人の女性に体験していただくそうです。

そして、もう一度糸紡ぎに挑戦! 2月19日(火)

2020.02.19

この授業は子供たちの熱意から生まれました。綿の種を撒いて育て、わたの収穫をした子供たち。綿の実から種を外して、ハンドカーダーで綺麗に繊維を揃えて、じんき(綿の筒)を作って、1月29日と30日に工房に来て糸紡ぎに挑戦しました。はじめての糸車での糸紡ぎは簡単ではありませんでしたが、自分たちが育てた綿が糸になり、よこ糸として織り込まれて、布になるところまで体験して帰りました。でも、それで終わらなかったのです。子供たちが最初に作ってきたじんきはふわふわで大きかったのですが、もっとしっかり巻いて小さ目にした方が紡ぎ易いと子供たちは考えました。学校にあるスピンドルで紡ぐ練習もしました。学校から、「子供たちが是非もう一度糸車で紡ぎたいと言っている」と連絡を受けたので、その熱意にお答えして、2月19日を‘紡ぎの日’にしました。工房に現れた子供たちは前回よりずいぶんと紡ぎのリズムがよくなっていました。何より糸の扱い方が変わっていました。この後、学校で糸を染め、布を織るという行程に進むそうです。この日は、とてもたくさんの質問も出てきました。自分たちが体験したことから生まれた疑問や知りたいことを熱心に尋ねてくれました。これからの取り組みがとても楽しみです。この日、感想文と絵入りのお手紙を頂き、嬉しかったです。(kei)

「さしこでこくら」研修会

2020.01.31

豊前小倉織研究会の会員でもある平山路子さんを講師に迎え、さしこの講習会を開きました。奈良・白雪ふきんのふきんを使って、さしこの講師としても活躍している平山さん。昨年10月に開催された研究会の作品展、M展で行われたワークショップ「さしこでこくら」は好評を博し、伝承会員もぜひしたい!という事になり、それに私達研究会員も一緒に参加しました。テーブルを囲んであちらこちらから楽しい会話が聞こえてきました。と思ったら集中してチクチク、チクチク。自由でやさしい時間でした。いつもはmini小倉で真田紐を織っている糸が、柔らかいふきんと馴染んで美しい伝統柄を描き出しました。この様子はホームページ「小倉織伝承会」のページでも紹介していますのでどうぞチェックしてみて下さいね。(T子)
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