墨染糸、柿渋染糸+手紡双糸=?

2021.04.11

もっと手軽に普段使いできる小倉織があれば、、、という思いから試行錯誤のうえ、作ってみました!出来上がったのは、手織りならではの味わいのある布。太い糸は筬一目に2本、手紡ぎ双糸(2本撚り合わせ)の糸は筬一目に3本通すことでバランスを取り、手織り機で同時に織っています。側の無地の糸は墨染と柿渋染めです。手紡ぎの双糸は帯を織るのに使った草木染めの糸です。これで巾着を作りました。研究会定番の巾着とは少し違って、柔らかい印象でなかなかいい感じです。ぜひ皆様にお手に取ってご覧いただきたいですね。現在墨染の糸と藍色手紡双糸で色違いを制作中。同じ素材で手提げも作りました。 4/8(木)〜4/13(火)ITOBA展の開催期間中HAKATA JAPANで販売します。(T子)

手紡双糸の牛革名刺入れ、眼鏡ケース

2021.04.11

革職人さんとコラボして、手紡双糸小倉織の名刺入れと眼鏡ケースが誕生しました!手紡双糸の存在感・風合いとこだわりの革がマッチして、センスよく仕上がりました。革はイタリアトスカーナ地方に伝わる古典的なタンニンなめし製法で作られたもので、確かな技術のもと、一つ一つ丁寧に手縫いされています。充分に油分が含まれていますので、お手入れは乾拭きのみでOK。使い込むほどに艶が出て長くご愛用いただけます。お洒落なロゴ入りの箱を用意しています。大切な方へのプレゼントに、ご自分へのご褒美にいかがですか。オーダーでお受けしています。お気軽にお問い合わせ下さい。4/8(木)〜4/13(火)ITOBA展の開催期間中HAKATA JAPANで販売します。(T子)

🌻 綿だより 今年も!

2021.04.11

研究会ではたくさんの和綿を紡いで小倉織を織っています。小倉織に欠かせない和綿を有り難いことに地元北九州市小倉南区や勝山などで毎年育てていただいています。写真は小倉南区のお二人の方が丹精込めて育ててくださった綿です。お一人は母原の山裾の畑で綿を育て、種取りまで済ませて届けてくださいます。日の光が透けて見えるほどふわふわな美しい綿です。もうお一人は高津尾で、毎年たくさん育ててくださっています。今年は20kg超!早速工房の母家の縁側にゴザを敷いて干しました。日向ぼっこ(^^♪)して充分乾いたら、種を取り、綿打ちに出します。綿打ちをすると繊維の方向が揃い、更にふわっふわでやさしい綿に生まれ変わって戻ってきます。長い旅です(^^) (T子)

マカロン?

2021.04.11

カラフルなマカロン?いえいえ、製作途中の小倉織飾りヘアゴムです(^。^) 研究会ではたくさんの布が日々織られています。主に帯反物として、またバッグやポーチ、名刺入れ、印鑑入れ、ブックカバーなどの小物になっていきます。その過程でいろいろな大きさのはぎれが生まれます。どんな小さな布でも最後まで大事に使い切りたいという思いから、これらの布を使ってヘアゴムやブローチ、しおりなどを作ることを考えました。裏には「kokuraori」とレーザーカッターで刻印した革を張っています。小さくて愛らしい小倉織もよろしくお願いします。(T子)

ITOBA展 4.8thu-4.13tue  福岡アジア美術館 ご案内

2021.03.11

2021年4月8日(木)から4月13日(火)まで福岡アジア美術館交流ギャラリーに於いて「ITOBA展」が開催されます。九州全域の繊維表現に関わる様々な技法を持つ表現者が集まり、バラエティに富む作品が多数展示されます。豊前小倉織研究会からは小倉織、、手紡ぎ真綿による絵織を大和が展示させていただきます。また、博多リバレイン一階のHAKATA JAPANに於きまして、作家の実演とワークショップが開催されます。同時に作家の作品も販売されます。豊前小倉織研究会は4/9(金)11:00~14:00、小さな織機を使ってストラップを作るワークショップを計画しています。感染対策に十分気を付けながらの開催となりますが、どうぞ、会場に足を運んでいただけましたら幸いです。(KEI)

「美しいキモノ」2021春号に手紡ぎ小倉織帯が掲載されました!

2021.03.11

「美しいキモノ」2021春号P92に豊前小倉織研究会の手紡ぎ小倉織帯が掲載されました!弓浜絣に小倉織の九寸帯を合わせて。笹蔓(ささづる)柄の木綿絣の着物のやさしい雰囲気にぴったりですね。帯のタイトルは「春のひかり」。本屋さんなどで手に取っていただければ嬉しいです!

北九州市立いのちのたび博物館にて「小倉織入門講座」を開催

2021.03.06

3月6日(土)いのちのたび博物館主催で「小倉織」講座が実施されました。新型コロナ感染拡大防止のため様々な活動が中止になる中、私たち小倉織伝承会も久しぶりにお手伝いの機会をいただけました。 まず、小倉織についての博物館歴史課学芸員上野晶子さんの講義、次にミニ小倉を使ってストラップを作りました。その後、実際の機織りや糸車を使っての糸紡ぎなどを体験しました。 特に実際の機織りや糸紡ぎは「難しかったけど、楽しかった」と好評でした。

北九州市立貫小学校4年生授業「小倉織のことを知ろう」

2021.01.19

1月19日(火)北九州市立貫小学校4年生87人の皆さんに小倉織の授業を行いました。コロナ禍ですので、感染症対策をしっかりとった上で、人数を分けて2コマの授業にして行いました。場所は体育館!大きな温風ヒーターを用意して下さいましたが、換気の為、出入り口の扉を開け放してあるので寒い!4年生の皆さんも私達もしっかり着込んで授業スタートです。子供は風の子、4年生の皆さんはとにかく元気。そして質問にも活発に発言します。小倉織の歴史を年表にして学んだり、ふわふわした種付き綿や、小倉織の袴地と手ぬぐい生地を触ってその違いを実感することで小倉織の特徴を考えてもらいました。続いていくつかのグループに分かれて糸紡ぎの体験をしてもらいました。順番を決めるのに自主的にじゃんけんを始めたのが印象的でした。また、研究会で織った帯反物(約500g)を持ってもらい、この帯を織るのにどれくらいの量の綿が必要か実際の綿を手の上に載せて当ててもらいました。盛りだくさんの内容で、あっという間の40分でした。最後に子供達に感想を尋ねると、「一つのものを作るには色々な道具と時間をかけてできている事がわかった。」「柔らかいふわふわのワタがこんなに固い帯になるのが不思議。」「ワタは植物だと初めてわかった。」「綿繰り機の仕組みが面白い。」「ワタから糸を作る仕組みを考えた昔の人の知恵はすごい!」などなど、率直で楽しい意見をたくさんいただきました。皆さんの心に小倉織のことが少しでも残ってくれれば嬉しいなぁと感じました(^^♪ (T子)

北九州中央高等学園 工房見学

2021.01.12

1月12日(火)北九州中央高等学園から技術コースII織物班に在籍している三年生2人と顧問の先生方が工房見学に来られました。生徒さん達は、小倉織についての基本的な話を聞いたり、織りや紡ぎなどの体験をしました。日頃から織物に関わっているだけあって2人とも熱心で、機の扱いもとても上手です。自分達が制作してきたバッグと小倉織の袴をルーペで比較した際にはその密度の違いに驚いたりしていました。しばし工房内は若いエネルギーでキラキラ。あっという間の2時間でした。11年前小倉城庭園の小倉織展での出会いがきっかけで始まった工房見学。毎年恒例行事のようになっていましたが、織物班がなくなるということで、今回で一旦終了ということです。大変残念な事ですが、また違う形で皆さんにお目にかかれる日を楽しみにしています。見学の最後に生徒さん達から自分で制作したポーチやマスクなどなど素敵なプレゼントをたくさんいただきました!本当にありがとうございました。(T子)

本年もよろしくお願いいたします

2021.01.10

昨年は新型コロナウィルスで大変な一年でしたが、同時に今の自分の生活を見つめ直し、新しい生活様式の発見(気付き)の年でもありました。今年はいのちのたび博物館と協力して各地で栄えた小倉織の調査を予定しています。調査を通して、小倉織が人々の生活の中でどのような存在だったのかを知ることで、小倉織の存在価値を確認したいと考えています。また、地元で栽培した綿を紡いで、皆様に長く可愛がっていただける小倉織の作品を作っていきたいと研究会員一同考えています。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます☆彡
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