活動報告

豊前小倉織研究会は、①小倉織の調査と研究 ②小倉織の制作 ③小倉織を広く伝える、の3つを柱にして活動しています。

NHK「すてきにハンドメイド」の取材がありました!

2021.09.18

9/18(土)にNHK「すてきにハンドメイド」のテキストに掲載される特集記事の取材がありました。東京から来北されたのはエディターの宮下さん、フォトグラファーの久保田さんの女性お2人。強い風など台風の影響がまだ残る中、朝9時前から取材は始まりました。まず工房では、機織りの様子や機にかかっている布の撮影です。当然ですが前、後ろ、斜め、横、色々な角度から撮ります。そして椅子に乗って上からも! 一枚一枚丁寧に、でもサクサクとこなされる姿はさすがプロだなと思わず見入ってしまいました。その後母屋に移り、ふわふわのワタやじんき、糸紡ぎの様子、反物など本当にたくさんの写真を撮ってくださいました。撮影中、小倉織について様々な質問をされながら、ずっとリラックスした雰囲気を作ってくださった宮下さん。工房のいろんなものに興味を持ってレンズを向けていらした久保田さん。短い時間でしたが、すてきな時間をご一緒させていただき大変楽しかったです。最後に母屋でお二人と大和代表をパチリッ。良い写真が撮れたと思います。(素人的に(^^))この後午後からは晴れ間も出て、ワタを栽培していただいている小倉南区で、ワタの撮影も無事終えられたようです。この様子は「すてきにハンドメイド」12月号(11月20日発売)で紹介されるとの事です。どんなページになるのか今からとても楽しみです。(T子)

第76回福岡県美術展覧会に研究会から3人が入選しました

2021.09.18

新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、昨年は中止された県展が2年ぶりに開催されました。今年度、県展の工芸部門に研究会から3人が手紡双糸小倉織帯を出展して、全員入選しました! 機械紡績の糸が生まれる以前は、綿から糸車で糸を紡ぎ、その糸を二本合わせた双糸で小倉織は織られていました。江戸期の初めから続けてこられた手紡双糸小倉織の美しさと力強さをたくさんの方に知っていただける貴重な機会になると考え今回応募しましたが、手紡双糸小倉織の帯を評価していただいたことは大変嬉しく、これからの制作の励みになります。私たちの地元で栽培した綿を使っての小倉織制作活動は、毎年和綿を栽培してくださっている方々、綿の種取りをしてくださる方々、綿打ちをしてくださる方はじめ本当に多くの方々に支えて頂いて初めて可能になることばかりです。日頃より小倉織を応援してくださっている方々、支えてくださっている皆さまに感謝申し上げます。出品した作品は、9月14日~20日まで福岡県立美術館で展示されます。(北九州市の巡回展は11月24日~28日まで北九州市立美術館であります。)【西日本新聞社賞】手紡双糸小倉織帯「汀」花田眞理子、【福岡県文化団体連合会賞】手紡双糸小倉織帯「夏の夢」喜洲朋子、【入選】手紡双糸小倉織帯「旅路」野代和子**************************福岡県立美術館HP  https://fukuoka-kenbi.jp/(kei)

福岡県よかもんショップサイトで豊前小倉織研究会の商品を販売開始!

2021.09.16

この度楽天市場の「福岡県よかもんショップ」の通販サイトで研究会の商品を出品させていただくことになりました。福岡県よかもんショップは、お菓子や麺類、酒類、農畜産加工物、水産加工物などなど福岡のよかもんがたくさん集まっているサイトです。福岡県よかもんショップ内の「福岡県の伝統的工芸品」というところをクリックしていただき、さらにページ内の「キーワードで商品を探す」という所に豊前小倉織研究会(豊前小倉織でも大丈夫です)と入力していただくとすぐに商品ページが表示されます。今出品している商品は、名刺入れ、印鑑入れ、巾着、手紡双糸手縫い革製名刺入れ、手紡双糸手縫い革製メガネケースです。これから少しづつ種類を増やしていきたいと思っています。今なら9月22日までウェブサイト内にあるクーポンを使うと30%offで購入できる超お得な期間です。お得に良い品をお求めいただけるのは嬉しいですね☆ 今後はいのちのたび博物館、しろテラス、うめね呉服店に加えてこちらのサイトでも研究会の商品を購入することができます。地元で栽培した綿で糸を紡ぎ、天然染料で染めた美しい色の小倉織をこれからも応援よろしくお願いいたします!(T子)福岡県よかもんショップHP https://www.rakuten.ne.jp/gold/bussan-f/

福岡県立若松高等学校定時制課程授業「地域の伝統を学ぶ・小倉織」

2021.09.02

福岡県立若松高等学校定時制課程では毎年「未来を切り拓く人材育成事業」において、ものづくり教室(造形実習)を実施されています。研究会に講師の依頼をいただき、9月2日(木)、3日(金)と45分間の授業を2日間連続で行いました。1日目は、小倉織についての歴史や織の特徴、綿から糸、糸から織物になるまでの過程を勉強し、実際に綿繰りや糸紡ぎなどの体験もしてもらいました。お仕事を終えて授業に出席した生徒さん達は、皆さんとても静かに講義を聴いていました。2日目は伝承会メンバーもサポートに加わり、mini小倉を使って真田紐のストラップづくりの体験をしてもらいました。密を避けるため2つの教室に分かれて行いました。予めすぐ織れるように糸をセットしておいたmini小倉の中から、生徒さん一人ひとりに好みの色やデザインのものを選んでもらいました。最初は静かな雰囲気でしたが、織り進むにつれて少しづつ笑顔や話し声が聞こえてきました。そしてほとんどの生徒さんがあっという間に織り上げ、できた人から順番にストラップにし、糸車のチャームをつけて渡しました。最初に織り方の説明を聞いただけで理解するのは、さすが若さ!かなと感じました(^^♪一コマ45分という短い時間の中で、皆さんと打ち解けるところまではなかなかいきませんでしたが、それでも織っている時の表情やストラップを手にした時の笑顔を見て、私達も大変嬉しかったです。授業の最後に、代表して一人の生徒さんからお礼の言葉をいただき、とても充実した2日間でした。(T子)
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