活動報告

豊前小倉織研究会は、①小倉織の調査と研究 ②小倉織の制作 ③小倉織を広く伝える、の3つを柱にして活動しています。

福岡県よかもんショップサイトで豊前小倉織研究会の商品を販売開始!

2021.09.16

この度楽天市場の「福岡県よかもんショップ」の通販サイトで研究会の商品を出品させていただくことになりました。福岡県よかもんショップは、お菓子や麺類、酒類、農畜産加工物、水産加工物などなど福岡のよかもんがたくさん集まっているサイトです。福岡県よかもんショップ内の「福岡県の伝統的工芸品」というところをクリックしていただき、さらにページ内の「キーワードで商品を探す」という所に豊前小倉織研究会(豊前小倉織でも大丈夫です)と入力していただくとすぐに商品ページが表示されます。今出品している商品は、名刺入れ、印鑑入れ、巾着、手紡双糸手縫い革製名刺入れ、手紡双糸手縫い革製メガネケースです。これから少しづつ種類を増やしていきたいと思っています。今なら9月22日までウェブサイト内にあるクーポンを使うと30%offで購入できる超お得な期間です。お得に良い品をお求めいただけるのは嬉しいですね☆ 今後はいのちのたび博物館、しろテラス、うめね呉服店に加えてこちらのサイトでも研究会の商品を購入することができます。地元で栽培した綿で糸を紡ぎ、天然染料で染めた美しい色の小倉織をこれからも応援よろしくお願いいたします!(T子)福岡県よかもんショップHP https://www.rakuten.ne.jp/gold/bussan-f/

福岡県立若松高等学校定時制課程授業「地域の伝統を学ぶ・小倉織」

2021.09.02

福岡県立若松高等学校定時制課程では毎年「未来を切り拓く人材育成事業」において、ものづくり教室(造形実習)を実施されています。研究会に講師の依頼をいただき、9月2日(木)、3日(金)と45分間の授業を2日間連続で行いました。1日目は、小倉織についての歴史や織の特徴、綿から糸、糸から織物になるまでの過程を勉強し、実際に綿繰りや糸紡ぎなどの体験もしてもらいました。お仕事を終えて授業に出席した生徒さん達は、皆さんとても静かに講義を聴いていました。2日目は伝承会メンバーもサポートに加わり、mini小倉を使って真田紐のストラップづくりの体験をしてもらいました。密を避けるため2つの教室に分かれて行いました。予めすぐ織れるように糸をセットしておいたmini小倉の中から、生徒さん一人ひとりに好みの色やデザインのものを選んでもらいました。最初は静かな雰囲気でしたが、織り進むにつれて少しづつ笑顔や話し声が聞こえてきました。そしてほとんどの生徒さんがあっという間に織り上げ、できた人から順番にストラップにし、糸車のチャームをつけて渡しました。最初に織り方の説明を聞いただけで理解するのは、さすが若さ!かなと感じました(^^♪一コマ45分という短い時間の中で、皆さんと打ち解けるところまではなかなかいきませんでしたが、それでも織っている時の表情やストラップを手にした時の笑顔を見て、私達も大変嬉しかったです。授業の最後に、代表して一人の生徒さんからお礼の言葉をいただき、とても充実した2日間でした。(T子)

工房だより 小さな幸せ

2021.08.17

今日も工房ではまた一つ、布が織りあがりました。先ほど機から外したばかり、ほやほやです。機上では糸を張りながら織り、機から外すと多少の収縮がある為、まず正確な長さを測ります。コチニールがメインの縞で全体的に明るくかわいい柄ですね。今回は小物用に設定して細かい縞の配列です。縞の部分を拡大鏡で覗いてみると、藍と緑、紫とグレーの鮮やかな世界が広がっています!制作者にインタビューすると、「小さな幸せ」をテーマにしたという事です(^^)この柄の小物と出会った時、皆さまに小さな幸せが届きますように⭐︎ (T子)

工芸品マルシェ-日本の夏-7月22日(木)~7月25日(日) *アクロス福岡*

2021.06.29

福岡の職人さんを応援しようプロジェクト「工芸品マルシェ~日本の夏~」にお誘いいただき、出店することになりました。この機会に手紡ぎ・手織りの小倉織を多くのみなさまに知っていただけたら嬉しいです!可愛いチャーム付きの小倉織ストラップづくりも体験出来るよう計画しています。 このような時期ではありますが、感染対策には十分配慮して、イベントを盛り上げていきたいと思います。福岡には素晴らしい工芸品がありますよ!素敵な作品を見て、技を体験して、爽やかな夏を満喫しましょう!ご来場をお待ちしています。

待ちに待った藍の華(はな)が!

2021.06.16

お待たせしました。ついに!藍の華が現れました\(^_^)/!今年は気温が例年より少し低かったせいかPHの数値がなかなか下がらず、シーンとした藍甕を混ぜては見つめる日々が続いていました(泣)発酵がうまくいってないのかとても心配しましたが、辛抱強く待ってよかった!やっと藍の華が現れ染められる状態になりました。毎年トラブルなく当たり前のように藍が建っていたので今回は色々と勉強になりました。詳しくはこの後keiさんから(*^-^*)さぁたくさん染めますよー。(T子)*********************************** 2010年に徳島に藍染めの研修に行き、2011年から徳島の新居製藍所の藍を送っていただき、藍の発酵建てを始めました。今年で10年目になりますが、その間1年だけ発酵するのに2週間程かかったことがありました。それ以外の年は5日から1週間でぶくぶくと藍の華が現れて、すぐに染めることが出来ました。10年目の今年、はじめて1ヶ月もの間、藍は沈黙したままでした。原因を考えてみると、藍を仕込んだ時の灰汁のpHが高すぎたことと、25℃に届くかどうかの気温が低いうちに始めたこと、のふたつしか考えられません。出来るだけ暖かい環境を作り、栄養分になるお酒を加えて、毎日混ぜてもなかなかpHが下がりません。そして1ヶ月・・・気温が30℃に近くなり、pHが11.2になったころ、急に元気で消えない泡が藍の中から湧いてきました。やっと藍が建ちました!!上手くいかないことで、いろいろ考え、たくさんのことを学ぶことができました。(kei)

6/16(水)RKBTV番組「まちプリ」(10:25〜)室町コモンから生放送!

2021.06.09

6月16(水)RKB「まちプリ」(10:25〜)の中で室町コモンから小倉織伝承会の活動が生放送で紹介されます!今日は番組の中で、VTRで紹介される予定の研究会の工房の取材がありました。小倉織についての大和代表へのインタビューをはじめ、糸紡ぎや機織の様子、染色作業や天然染料で染められた美しい糸などの撮影が行われました。小倉南区で育てられている綿の畑の様子も紹介される予定です。 番組を通じて、豊前小倉織研究会、小倉織伝承会の活動をたくさんの方々に知っていただけたら本当に嬉しいです! RKB取材班の皆様、暑い中長時間の撮影ありがとうございました。どんな番組になるのか今からワクワク、楽しみです!皆様もお時間ありましたらどうぞご覧ください⭐︎  (T子)

砧打ち勉強会

2021.05.21

砧打ちとは? 織り上がった布地を「砧(きぬた)」でまんべんなく叩く事によって、糸同士がなじみ、素材本来の風合いを引き出します。 また叩かれて潰れた繊維が織り目を埋めると、光の反射部分が大きくなり、ツヤツヤに見えます。 とにかく叩く!だけどまんべんなく。 見ていると出来そうな? いえいえ、初体験の私には加減が未知の世界でした。 やはり1歩ずつですね。 先生、先輩方はリズム良い叩き音。 叩き台の分厚い板がしっかり衝撃を受け止めてくれました。 小倉織の織密度の高さと、研究会ならではの手紡ぎの織り目が、叩く前とはまったく違う光沢感と風合いを生み出していました。 江戸時代の小倉の町中は、砧打ちの音も聞こえてきたのでしょうか?きっと様々な手仕事の音がしていたはずですね。(わた子) ***************************************************************************** 江戸時代初期から厚く丈夫な木綿として広く使われた小倉織。「濡れると昆布のようになる」「なめし革のような織物」と言われた小倉織の風合いを求めて、砧打ちの勉強を続けています。手触りがよく木綿の優しさが感じられる帯が出来ますように!(Keiko)

ITOBA展開催中!‐福岡アジア美術館-~13日(火)16:00

2021.04.11

福岡アジア美術館で ITOBAvol.3 開催中です。さまざまな繊維表現の作品が並んで楽しい展示になっています。お時間のある方はご覧いただけたら幸いです。会期は4月13日(金)まで。最終日は16:00までになっています。豊前小倉織研究会からは小倉織の帯を展示しています。他に絵織(大和)を展示しています。また、リバレイン1F HAKATAJAPANで小倉織の製品を販売しています。(kei) 

墨染糸、柿渋染糸+手紡双糸=?

2021.04.11

もっと手軽に普段使いできる小倉織があれば、、、という思いから試行錯誤のうえ、作ってみました!出来上がったのは、手織りならではの味わいのある布。太い糸は筬一目に2本、手紡ぎ双糸(2本撚り合わせ)の糸は筬一目に3本通すことでバランスを取り、手織り機で同時に織っています。側の無地の糸は墨染と柿渋染めです。手紡ぎの双糸は帯を織るのに使った草木染めの糸です。これで巾着を作りました。研究会定番の巾着とは少し違って、柔らかい印象でなかなかいい感じです。ぜひ皆様にお手に取ってご覧いただきたいですね。現在墨染の糸と藍色手紡双糸で色違いを制作中。同じ素材で手提げも作りました。 4/8(木)〜4/13(火)ITOBA展の開催期間中HAKATA JAPANで販売します。(T子)

手紡双糸の牛革名刺入れ、眼鏡ケース

2021.04.11

革職人さんとコラボして、手紡双糸小倉織の名刺入れと眼鏡ケースが誕生しました!手紡双糸の存在感・風合いとこだわりの革がマッチして、センスよく仕上がりました。革はイタリアトスカーナ地方に伝わる古典的なタンニンなめし製法で作られたもので、確かな技術のもと、一つ一つ丁寧に手縫いされています。充分に油分が含まれていますので、お手入れは乾拭きのみでOK。使い込むほどに艶が出て長くご愛用いただけます。お洒落なロゴ入りの箱を用意しています。大切な方へのプレゼントに、ご自分へのご褒美にいかがですか。オーダーでお受けしています。お気軽にお問い合わせ下さい。4/8(木)〜4/13(火)ITOBA展の開催期間中HAKATA JAPANで販売します。(T子)
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