2025年度北九州市民カレッジ「小倉織を学び、織ってみよう!」第2回

2025.06.13

6月13日(金)市民カレッジ小倉織講座の第2回は「天然繊維に触れる、染めについて学ぶ」です。

前半は糸や布など素材についての講義、後半はメインイベントの染色実習です。今回は藍(濃•中•淡3色)、茜(濃•淡2色)、緑(藍+玉ねぎ)、黄(玉ねぎ)の7色の糸を作るため、7つのグループに分かれて作業を進めます。

担当スタッフから糸を染める手順や注意点などの説明をうけた後、手袋とエプロン姿でさぁスタート!楽しそうな声ですぐに実習室が賑やかになりました。

例年そうですが、自分が染める色だけでなく、他のグループの染色の様子を自由に見学できるのもこの講座の良いところです。

出来上がりはご覧の通り、とてもきれいな色に染めることができました!染まった糸を見て満足げな様子の皆さんを拝見し、私達も嬉しい気持ちになりました。

次回は本日染めた糸と研究会が用意した糸も加えて13色の色糸で真田紐のデザインをします。皆さんのオンリーワンのデザインに出会えるのが楽しみです。(T子)

2025年度北九州市民カレッジ「小倉織を学び、織ってみよう!」第1回

2025.06.06

6月6日(金)いのちのたび博物館で、2025年度北九州市民カレッジ「小倉織を学び、織ってみよう!」全5回講座が始まりました。
今年もたくさんのご応募をいただき、ありがとうございます。抽選で選ばれた20名が受講されました。
第1回目の内容は、前半に小倉織の歴史の講義。後半は実技で、綿繰り・弓打ち・糸紡ぎ・機織りの体験をしていただきました。
糸紡ぎは例年一番難しかったとの感想が多い中、今年は一番楽しかったという受講生が数名いらっしゃったことが印象に残りました。
次回は、染色についての講義と実技です。(Y)

城野手話の会ワークショップ

2025.05.23

5月23日金曜日、小倉城庭園にて、城野手話の会の12名の皆様をお迎えして、ワークショップを開催しました。

まず展示室にて、パネルや展示品、動画などを用いて小倉織の歴史や特徴を説明し、その後、講座室へ戻り、10名の方が小倉織ストラップを作成されました。みなさん、ひとつひとつ丁寧に織られている姿が印象的でした。

小倉織ストラップ作成が終わられた方から再度展示室へ戻り、綿繰り、弓打ち、糸紡ぎ、機織り機の体験を行いました。体験中、とても熱心に話に耳を傾けてくださり、「どうやってデザインするのか?」、「作成までにどのくらいかかるのか?」などとたくさん質問をしてくださいました。また、反対に、手話の話をしてくださったりと、私達も大変勉強になりました。

最後に、「今度はコースターを織ってみたいです」といったお声もいただけて、今回のワークショップをきっかけに、小倉織にさらに興味を持っていただけた事を嬉しく思いました。

Kokura weaving experience workshop (小倉織体験)

2025.05.10

4月30日(70名)と5月10日(37名)、小倉城庭園でクルーズ船(Heritage Expeditions)のお客様を迎え、北九州観光の1つとして、小倉織ストラップ作りの体験をしていただきました。

クルーズ船の一日のスケジュールは、多くの観光が組み込まれており、小倉織体験の限られた時間内にストラップ作りを楽しんでいただけるか心配でした。

大人数対応は初めての事で行き届いた対応が出来るか不安でしたが、お客様のストラップ作りが始まると、私たちのカタコト英語「RightはUP、LeftはDown」でも、みなさまが笑顔で楽しまれている様子にホッと一安心出来ました。

短い時間でしたが、小倉織に興味を持っていただけてうれしく思っております。通訳ガイドさんより、「体験が楽しかった」「忍耐強く教えて下さりありがとう」「いろんな準備大変でしたね」などの感想を頂いたと伺いました。

私達も充実した楽しい時間を過ごすことができました。

匠ギャラリー2階で展示

2025.05.09

3月に展示をさせていただいた、博多天神にあるアクロス福岡「匠ギャラリー」の2階で、5月1日から小物商品の展示をさせていただいております。

小さなスペースですが、豊前小倉織研究会の布を使用した、手紡ぎ手織り草木染めの風合いを感じていただけると思います。

私たちの商品以外にも、現代の暮らしに取り入れたくなるような福岡伝統工芸の技が集まっているので、見どころ満載です。
お近くに来られた際には覗いてみていただけると嬉しいです。

小倉織を知って、体験してみよう

2025.02.15

2月15日足立市民センターで、「小倉織を知って、体験してみよう」が行われました。参加されたのは、小学生6名、大人10名の16名でした。小倉織の歴史や特徴の説明を熱心に聞いてくださっていました。真田紐のストラップづくりでは、「楽しい」「実際に織れるなんてうれしい」と言っていただきながら、楽しく織っていただけました。また、種の入った綿を綿繰り機を使ってわたと種に分ける体験や、糸車で糸を紡ぐ体験をしました。
今回の袴体験では、お母さんと娘さんに着ていただきました。娘さんからは、「楽しかった!うれしかった!もう1回してほしいです!」と、うれしい感想をいただきました。

匠ギャラリー企画展「春を彩る小倉織」

2025.02.07

⚫︎作品展のお知らせ⚫︎

期間2025 3/12(水)〜3/17(月)時間10:00〜19:00会場アクロス福岡1F 匠ギャラリー・匠ギャラリー1(福岡県福岡市中央区天神1-1)

豊前小倉織研究会の工房では小倉織の作家が集まって仕事をしています。ベテランから若手まで同じ場所で仕事をしながら、新しいメンバーは紡ぎ、染め、織などの技術を学んでいきます。

それぞれ自分のデザインに沿ってわたから糸を紡ぎ、染め、機に糸をかける準備をして織る、といういくつもの工程を経て帯が織り上がります。

作品展では紡績糸、手紡ぎ単糸、手紡双糸を使って織った帯を19本展示予定です。

帯のほかにも毎日の生活の中で身近に使って頂けるバッグや小物をたくさん展示販売します。 気軽なお出かけにも、紬の着物などにも合わせてもお使いいただける帯や小物の数々をご覧いただけたらと思います。

桜の開花も近づく頃、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

小倉南区親子ふれあいルーム”さざん”

2024.12.10

12月10日小倉南生涯学習センターにて「小倉織ワークショップ―真田紐のストラップを作ってみよう!」を開催し、8名の方が参加されました。 今回の講座は、お子様(1~3歳)と同室にて受講いただきました。小倉織の歴史・小倉織の特徴等の説明の後、小倉織ストラップを作成し、体験(綿繰り・弓打ち・糸紡ぎ)をしました。「子育てサポーター」の方々と一緒に遊んでいるお子さんやお母さんのそばで小倉織をじっと見ているお子さん達がおられる中で若いお母様達は、手際よく小倉織ストラップを織っていました。

市丸小学校授業2024「小倉織を学ぼう」第3回

2024.11.28

11/28(木) この日は市丸小学校に着いたとたんあられが降り、寒さよりもあられ!あられ!と研究会メンバーはウキウキでした。(笑)

今日はいよいよ子供達の紡いだ糸を使って織る日です♪ 教室に準備された2台の織機には第1回目の授業でにデザインした縞模様の経糸が通され、緯糸は2回目の授業で糸車を使って紡いだ糸を使います。 デザインした糸のかかった織機を見た子供たちはとても喜んで、早く織りたいね!とワクワクしていました!

織機の使い方、道具の使い方も熱心に聞いていて、研究会メンバーが数段お手本で織ったあとは5分交代で順番に織り進めてコースターを仕上げました。とてものみ込みが早い子供達は2、3回目の自分の織る順番が回ってくる頃には、すでにコツをつかみ、見守るだけでいい程の上達ぶりでした。

織り上がった長い布を研究会メンバーが1枚ずつコースターに分けて糸始末をしている間、大和先生から小倉織の歴史についてお話がありました。 日頃から地域の歴史や小倉織について学習している子どもたちは先生のクイズ形式の質問にもすぐに答えていましたね! 授業内に全ての工程を終了し、自分たちの織ったコースターを手に満面の笑みを見せてくれました。 早くお母さんに見せたい!おばあちゃんのところに行って見せる!先生、昼休みも織りたい!など小倉織の授業を楽しんでくれた可愛い子供達にほっこりでした。 今年も素敵な時間をありがとうございました。(ひ)

新道寺小学校授業2024「糸車をまわしてみよう!」

2024.11.22

11月22日(金)新道寺小学校一年生15名に「糸車をまわしてみよう」の授業を行いました。 今回は、日頃研究会で使用している和綿を育てて下さっている方が、その日の朝に畑から実のなった状態の綿を引き抜いて提供してくださいました。まるで、教室に綿の畑が表われたようでした。

1つの枝にたくさんのふわふわの実がついたワタの木を初めて見た子供達は大興奮! たくさん触って、ワタの実を枝から外し、ワタの中にある種の感触などを確かめてもらいました。

その後、種付きワタを使って綿繰り、弓打ち、じんき作りを体験してもらいました。特にワタと種が簡単に離れる綿繰りには子供たちだけでなく先生からも驚きの声が(笑)

一本の帯(約500g)を織るにはどのくらいのワタが必要かを当てるクイズでは、計りの上に山のように積まれたワタを見て子供たちは目を丸くしていました。

糸車での紡ぎの体験はみんなとっても上手!! 小さな手で糸車をゆっくり回しながら糸ができていきます。 目をつぶってたぬきになったつもりで糸車の回る音を聞いてもらいました。教科書に「きーからから、きーころころ」と書かれている糸車の音は子供たちにはどのように聞こえたでしょう。 小学一年生の理解力、手先の器用さは、私の想像を遥かに超えていました。

何にでも興味を持って好奇心旺盛な小学生パワーを感じた一日でした。

先日写真入りのお手紙を皆さんからいただきました。「あの帯を織ってみたいです」「糸つむぎが楽しかった」「わたの種を取るのが面白かった」とたくさんの感想を頂きました。 私達もとても楽しかったです。 ありがとうございました!(T子)
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