初めての講座シリーズ「小倉織を知ろう!織ってみよう!」№1

2023.03.12

2023年3月12日小倉城庭園にて第一回目の講座が開催されました。6名の方が参加し小倉織について学ばれました。初めに常設展示場で展示物を見ながら和綿の栽培から帯が出来るまでの説明と、小倉織伝承会のメンバーによって復元された袴の展示物を見て、小倉織の歴史を感じて頂きました。その後、講座室へ移動。パワーポイントで今日までの研究の成果を年表を通して学んでいきました。歴史上の人物も出てきて「そうなんだ!」と益々小倉織に関心を持たれたようでした。続いて実物の種がついている綿を手にし、種を取ることがとても大変なことを感じていただきました。昔ながらの綿繰り機を使うと簡単に綿と種に分けられるため、そのことを思うと、昔の人の知恵に感心します。その綿を弓で弾いてふわふわにし、出来た綿は筒状に整えた「じんき」になり、その「じんき」を使って糸車で糸を紡いでいきます。説明が終わると、いよいよ体験です!皆さん、糸車は初めてで糸が太くなったり、切れてしまったりとなかなか上手くはいきませんでしたが、初めて回す糸車をとても楽しんでおられるようでした。小倉織の歴史や小倉織がどのような工程を経て作られているかを学び、人の手が持つ技が受け継がれていくことの大切さを感じていただけたのではないかと思います。(Yuu。)

小倉織庭園講座「小倉織を知ろう!織ってみよう!」の日程変更のお知らせ

2023.03.01

小倉織講座の日程が変更になりました。3月12日(日)10:00~12:00,3月19日(日)13:30~15:30,3月26日(日)13:30~15:30の3日間です。 詳しくは小倉城庭園ホームページをご覧ください。https://www.kokura-castle.jp/kokuraoritaiken/

八幡中央高校3回講座Ⅲ「マイデザインの真田紐を織ろう!」

2023.03.01

■第3回■3月1日(水)15:00〜小倉城庭園において、八幡中央高校園芸部・物理部の3回目の講座をおこないました。あいにくの雨でしたが、卒業式を終えたばかりの部活の3年生も参加し、賑やかな始まりでした。 前回までに準備したマイ縞デザインの糸を、mini小倉(綜絖・筬を兼ね備えた道具)に糸を通す所から始めました。糸を通す穴は小さいですが、羨ましいスピードで糸通しを終えました。そして、研究会と伝承会スタッフの指導のもと、デザイン通り並んだ経糸を机に付けたCクランプと腰に結んだ紐の間にセッティングし、織り出していきました。 真田紐は丈夫な紐です。緯糸の締め具合と織り重ねる密度がギュッ!としています。最初はその力加減と織り方で戸惑いもありましたが、すぐ慣れて後は自分との旅路といった感じで、黙々と瞬きも少なく、凄い集中力で織り上げていきました。引率の先生お2人も同じ作業をされて、楽しそうな様子でした。夢中になる時間はみんな同じですね。合間に別室へ行き高機を使い、第1・2回で紡いで染めた糸を織り込み布にして行きました。この布は最後はカットして栞になり、織り上がった真田紐はストラップもしくはキーホルダーになりました。 栞と真田紐の完成で、自分たちで育てた綿を布にするという、一大事業を成し遂げました。素晴らしいです!ファンタスティックです!! 今回の体験がこれからの人生で、何かはわからないけれど一役になればありがたいです。皆さまお疲れ様でした♬(わた子)

小倉城庭園のはじめて講座シリーズ「小倉織」開催!

2023.02.27

小倉城庭園で「小倉織を知ろう!織ってみよう!」の3回講座が始まります。日にちは3月5日(日)13:30-15:30、3月12日(日)10:00-12:00、3月19日(日)13:30-15:30の3回です。小倉織の歴史や特徴などを知る講義と糸紡ぎ、機織りなどの実技を組み合わせた講座です。ふわふわの綿がどのようにして糸になるかを体験してみませんか?また、自分が織った布を挟んでしおりを作り、自分が織った真田紐でキーホルダを作り、持ち帰ることができます。参加して小倉織を身近に感じてください。 申し込み方法は小倉城庭園ホームページ、イベントコーナーをご覧ください。https://www.kokura-castle.jp/kokuraoritaiken/

「放課後等デイサービス ゆづき」ワークショップ

2023.02.19

2月18日(土)あいにくの雨でしたが、小倉城庭園研修室で 宗像市から小学生8名が参加してワークショップを開催しました。まず、展示室で小倉織の歴史や綿から糸・布になるまでの説明受けました。小倉織の布と晒の手触りの違いも確かめました。実際に機織りを目の前で見ると歓声があがりました。 次に研修室に移動してミニ小倉を使ってストラップ作りをしました。みんな熱中して黙々と織り上げていきました。 最後に、種付きの綿を触ったり、綿繰りや糸車を回して糸を紡いだりしました。 完成したストラップを手にすると、「今度は機織りしてみたい」「お母さんと一緒にまた来たい」など笑顔が溢れていました。

若松観光案内ボランティア 〜小倉城庭園にて〜

2023.02.14

若松観光案内ボランティア  〜小倉城庭園にて〜 2023.2.14(火) 10:00~12:00小倉城庭園にて、若松観光案内ボランティアのメンバー16名をお迎えして小倉織講座を行いました。 まず、展示室に常設展示している「綿がどのような工程を経て小倉織になるのか」という展示を見て頂きました。その場で機織りを2名の方が体験されました。その後、講義室に移動し、小倉織の栄枯盛衰の過程と二度も生産が途絶えながらも甦って再び生産されるようになった歴史や小倉織は平織の木綿織物で、縞柄はグラデーションを含んでいるといった特徴を学びました。参加されたみな様が集中して熱心に聞いてくださっている姿がとても印象的でした。また、綿から種を外す綿繰りの作業と糸紡ぎを、希望される方に体験していただきました。糸車を使っての糸紡ぎは右手と左手の動きが違うので難しく感じられた様ですが、とても楽しんでいただけた様子でした。今後、観光案内ボランティアとして市内の観光案内をされる際、郷土の誇りである小倉織を説明して頂き、より多くの方々に小倉織の歴史や特徴を知っていただくきっかけとなったらとても嬉しく思います。(Yuu。)

抱樸 ワークショップ

2023.02.13

立春を迎えましたが、冷たい雨が降る中 2月13日 生涯学習総合センターでワークショップを行いました。 抱樸の方とは何度かワークショップを行っていますが、今日はまた初めての方々でした。 小倉織の歴史や材料などについての話を聞いたあとは、綿繰りや糸紡ぎを実際に体験しました。 綿から糸にするのはなかなか大変でしたか、どなたも熱心に取り組んでいました。 その後、自分の好きなデザインを選んでストラップ作りをしました。皆さん、黙々とミニ小倉に向かって織り上げていきました。 完成したストラップを手に思わずにっこりした表情がステキでした。 「難しかったけど、楽しかった」との感想をたくさんいただきました。

八幡中央高校3回講座Ⅱ「糸を藍染めしよう!」「真田紐をデザインしよう!」

2023.01.28

■第2回■2023年1月28日㈯ 小倉北区中津口にある豊前小倉織研究会の工房で、八幡中央高校の園芸部と物理部の生徒さん6名と顧問の先生2名、計8名が参加して第二回目の講座が行われました。今回は、前回生徒さんたちが糸車で紡いだ糸を藍色に染めました。糸をインド藍液に浸してゆっくりゆらゆらと揺らします。浸している糸は緑色になりました。藍なのに緑色?と、不思議そうな生徒さんたちでしたが2分後糸を絞り空気に触れさせるために両手にかけてパンパン!するとあっという間に藍色に変化しました。生徒さんたちも先生も変化にビックリ!その後水がキレイになるまで濯いだら出来上がりです。この糸は、次回高機で織るコースターの緯糸として織り込まれていきます。とても楽しみです。続いて真田紐のデザインを考えました。小倉織の縞の特徴であるグラデーションの話を聞いた後、先生方も参加して、いよいよデザインシートに描きこんでいきます。黙々とアイディアを描いてみたり、相談しながら考えたりと、全員楽しそうにデザイン作業を進め、素敵なマイデザインが出来上がりました。そして、各自デザインした色の糸を順に並べ真田紐を織る時に使用する「ミニ小倉」に糸を通して、次回織るための準備をし第二回目の講座は終わりました。今回は、染めとデザインを通して小倉織がどのようにして出来ていくのかという過程を体験しました。第三回目の完成に向けて楽しみにしている様子をとてもうれしく思いました。(Yuu。)

お詫びと訂正

2023.01.03

現在、小倉城庭園で参加できる小倉織の体験ですが、料金に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。 コースター 1500円 真田紐ストラップ 1500円 申し込みは、小倉城庭園(093‐582‐2747)へ ご参加を心よりお待ちしています。

第三回 市丸小学校小倉織授業(全3回)ー コースターを織る ー

2022.12.24

12月16日(金)北九州市立市丸小学校にて、3回目の総合学習授業を行いました。最終回のメインは、コースターを織る実習です。続いて、小倉織の強度実験を行いました。 子ども達の机の上には、研究会オリジナルの小さな腰機(mini小倉)をセットしました。経糸は、前回の授業で描いたデザイン表通り、織れる状態に準備済みです。緯糸は、子ども達の育てた綿を紡ぎ藍染めした糸(太目)と、研究会で紡ぎ足した糸(細目)が、それぞれシャトル代わりの”あばり”に巻かれた状態になっています。 腰紐を腰に結んで、織り始めます。綜絖と筬の役目をするmini小倉の板を恐る恐る上下させていたのも束の間、すぐにコツを掴んで1人で織れるように。緯糸の差替えもお手のものです。 緯糸の使い方には工夫がありました。自分達の紡いだ糸と研究会の紡いだ糸を交互に入れる人、前半後半に分ける人、自分達の糸を真ん中に持ってくる人。不足分の補充のつもりで用意した細目の糸でしたが、子ども達は各々デザインして計画的に、感性豊かに緯糸を使い分けていました。 私達の予想に反して、全員が時間いっぱいまで丁寧に真剣に織り、見事、素敵なオリジナルコースターが完成しました。 続いて、小倉織の強度実験です。 日本手ぬぐいと小倉織の布片を貼ったボードと、棒状の紙ヤスリを1人ずつに配布。それぞれの布をカウントしながらヤスリで擦り、何回で破れたかを発表します。ところが、最初に擦った日本手ぬぐいよりも、擦り慣れた2回目の小倉織が早く破れるというハプニングが発生。再度日本手ぬぐいを擦ると、あっという間に破れて、無事に小倉織の強さを証明することができました。 市丸小学校5年生の皆さん、小倉織の授業はいかがでしたか。この授業が皆さんにとって、楽しい思い出となりますように。そして将来再び、故郷の伝統工芸である小倉織に触れてみたい、と思って頂けたら嬉しく思います。 素晴らしい時間をありがとうございました。(Y子)
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