活動報告

豊前小倉織研究会は、①小倉織の調査と研究 ②小倉織の制作 ③小倉織を広く伝える、の3つを柱にして活動しています。

北九州市民カレッジ第3回「小倉織の縞の特徴を学ぶ・縞のデザイン」

2022.06.30

6月24日(金)市民カレッジ第3回が行われました。今回のテーマは縞のデザインです。 前回染色した7色を入れた17色から、第4回で織る真田紐の縞をデザインしていきました。前に並んだ草木染めの17色が遠目にも美しかったです。デザインをする前に、まずは小倉織の特徴を学びます。「武士の袴は小倉に限る」という言葉が残っているように、とても丈夫で糸にも他の織物とは違う特徴があります。経糸の密度が高いので縞模様が鮮明に出ます。講義の後はいよいよデザインタイム。まずは染めた糸を貼った染色糸データ票を作ります。その票を参考にしながら縞をデザインしていきます。幾通りにも広がる縞模様…途中煮詰まらないように、別室で糸車と高機を使った織り体験も行いました。この時間で仕上がらなかった方は宿題です。 黙々と、でも楽しそうに(デザインを生み出す悶絶もあり)第3回も無事に終わりました。(わた子)

北九州市民カレッジ第2回 「天然繊維触れる 染めについて学ぶ」

2022.06.19

6月3日(金)市民カレッジ第2回目が行われました。今回のテーマは染色です。受講生の皆さんは、まず初めに30分ほど、実際に天然繊維である麻や絹、ウール、木綿などの素材に触れながら、染色の仕組みや手順などを学びました。その後、実習室に移動し、濃い、中くらい、薄いの三段階の色の藍染め、茜染め、玉ねぎで黄染め、予め藍色に染めた糸に玉ねぎをかける緑染めの各チームに分かれていよいよ染色開始です。糸の染色は初めてという方が多いようでしたが、研究会メンバーのアドバイスを受けて、上手に糸を扱いながら染めていきます。空いた時間に他のチームの染めを見学したりしながら、染め方や色の違いに驚いたり、教室内は和気あいあいの空気に包まれていました。今回、皆さんの手で美しく染められた7色の糸は、しばらく衣桁にかけて乾くのを待ちます。次回は研究会で事前に染めた糸も加えた17色の糸で、おまちかねの真田紐のデザインです。たくさんの素敵なデザインが生まれるとよいですね。今からとても楽しみです。(T子)
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