東谷郷土資料館の活動開始しました

2024.06.15

小倉南区平尾台のふもとに東谷郷土資料館があります。古い資料の中の地域で織られた布を調査してみると小倉織とわかりました。伝承会で三枚の布の復元をし、現在展示しています。実際の織り機も置いています。これを機に地域の皆さんと小倉織の勉強会を開催することになりました。6月15日(土)農耕会の西田館長は、小倉織の袴を着てお出迎えです。婦人会会長は、これからの抱負を挨拶、いのちのたび博物館上野学芸員から歴史の話をして頂き、ミニ小倉織機で真田紐のストラップ作成・綿くり・糸車・織り機を体験しました。楽しく交流が出来、これからも新しい仲間が増えるとうれしいですね。

2024年度北九州市民カレッジ「小倉織を学び、織ってみよう」第2回

2024.06.07

6月7日(金)市民カレッジ小倉織講座の第2回が開催されました。前半の講義では、実際に絹・麻・ウール・綿に触れて素材の特徴を学び、続いて植物染めの仕組みと染料になる植物について学びました。

後半の実習は、7グループ(藍の濃中淡3色、茜の濃淡2色、タマネギは黄と緑の2色)に分かれて糸染め作業です。全色の染めを見学できるように、時間差で作業を行ないました。今年は植物染めに興味を持たれた方が多く、家で染める場合のやり方等、たくさんの質問を受けたことが印象的でした。

無事全色時間内に作業を終える事ができ、とてもキレイに染め上がりました。ご自分達で染めた糸の写真を撮られている様子を拝見し、大変嬉しく安心致しました。次回は、今回の糸を使って糸データ作成と真田紐のデザインをします。
受講生の皆様のご参加をお持ち致しております。(Y子)

日明市民センター

2024.05.30

5月30日木曜日、雨も上がり爽やかな日差しのなか、日明市民センターにて21名の方に参加頂き、『伝統工芸~「小倉織」を体験しよう!』が開催されました。体験のストラップ作りはとても丁寧に、楽しみながら取り組んでいました。そして、今回のイベント、大人用の袴の初のお披露目です。触って頂き、布のピンの張った感じに歓声が上がっていました。モデルの方から、とても着やすく良い機会だったとの感想もあり、充実した時間になりました。

木町幼稚園 小倉城庭園の見学

2024.05.24

5月24日(金)小倉北区にある木町幼稚園の年長クラス27名が小倉城庭園に見学に来られました。 まず、展示を見ながら「小倉織ができるまで」の流れについて説明を受けました。その後、2グループに分かれて実際の「綿繰り」「糸紡ぎ」「織り」の様子を見学しました。種の入った綿を手にして一生懸命手触りを確かめていました。また、糸車が回り糸ができていく様子に目を丸くしていました。読み聞かせで聞いたことのある「たぬきの糸車」のお話を思い出した園児さんもいました。また、機織りでは、バタンバタンという音に耳を傾けて糸から布ができていく様子に真剣な眼差しでした。ちょうどプランターに植えたわたの種子が芽を出していたのですが、これからワタができることをお話すると、不思議そうな表情をしていました。最後に「綿から糸になるのがすごかった」「織っているのがすごかった」「楽しかった」「また来たい」などの感想をいただきました。
園庭でもぜひ綿を育ててみてください。

2024年度北九州市民カレッジ「小倉織を学び、織ってみよう」が始まりました!

2024.05.24

第1回では小倉織の歴史を学び、わたが糸になることを体験しました。
第2回は天然繊維について学んだあと藍、茜などで糸を染めました。
今後、自分で染めた糸を使って縞のデザインをして、真田紐の織へと進みます。

2024年度北九州市民カレッジ 「小倉織を学び、織ってみよう!」第1回

2024.05.24

5月24日(金)に、いのちのたび博物館にて
2024年度 北九州市民カレッジ 
「小倉織を学び、織ってみよう!」が
始まりました。

毎年たくさんのご応募をいただき
抽選で選ばれた20名の受講生の皆さんと
全5回にわたって小倉織について
学んでいきます。

第1回は
前半は、小倉織の歴史を学び、
後半は、実際に綿繰りをしたり、
糸紡ぎや高機を使っての機織りなどを体験。

特に、糸車を使って綿から糸を
紡ぐのに皆さん苦戦されていましたが
最後は、みなさん楽しそうにされていました。
(mi)

新道寺小学校授業「糸車をまわしてみよう!」

2024.01.30

1月30日(火)新道寺小学校の1年生14名に「糸車をまわしてみよう!」の授業を行いました。今回は校長先生から国語の時間に勉強する昔話「たぬきの糸車」の理解を少しでも深めるために1年生に糸車体験をさせたいというご相談でした。「わぁ、糸車だぁ~」子供たちが入ってくるなり、元気な声が教室中に響き渡りました。体験用に用意していた3台の糸車は、子供たちを驚かそうと予め布で覆っていたのですが、早々に見破られ私たちは苦笑しました。小学校1年生に糸紡ぎがどれくらいできるのだろう?こちらの話をどのくらい理解できるのだろう??と心配していましたが、蓋を開けてみると子供たちの力は私たちの想像を遥かに越えるものでした。まず、糸車の観察から始まり、大和代表の「どんな形?糸はどこで作る?糸車の大きな輪をを1回転させる間に先端のツム先は何回回る?」などの問いかけに大きな声で代わるがわる答える子供たち。ワタから布ができるまでのお話では帯を1本作るのに使うワタの量に驚き大きな歓声が上がりました。3つのグループに分かれて行った糸紡ぎ体験では、小さな手で糸車を一生懸命回している姿はやっぱり可愛い1年生。と思ったらワタを引く手元はとても素直で、上手に糸を紡ぎ出したのには、正直びっくりしました!体験の順番を待つ間、ワタを頭やおでこに乗せたり、両手に持って頬ずりしたりと思い思いにワタの感触を楽しんでいる姿はとても微笑ましかったです。また、実際に糸車を回しながら「この音はどんな風に聞こえるかな?(ブーンブーンという音)」の問いにほぼ全員が「バイクの音~!」これには大人は大爆笑。大きな歓声と笑顔があふれた素敵な一日でした!! *************************************先日1年生の皆さんから寄せ書きのお手紙が届きました。「糸車が楽しかった!」「ワタで糸ができていたなんて知らなかった!」「(紡ぐことを)ずっとやるなんてすごいです!」など、私たちの思いが伝わっていると感じられ、とてもうれしかったです。ありがとうございました。お返事書かなきゃ、ですね。(T子)

折尾西市民センターワークショップ

2024.01.25

1月25日木曜日、今季最高の寒波が通過し冷たい風の吹く日でしたが、19名の参加でワークショップを開催しました。まずは歴史や小倉織についての講習、その後ストラップ作りです。皆さん熱心で、幅を一定に保つ様に注意されたり、小さな失敗もほどいてやり直したりと、とても初めてとは思えない綺麗な作品が出来上がりました。また大人の方が対象だったので、関心を、持って頂けるように展示を充実させてみました。皆さん笑顔で作品を持って記念写真を撮ったりと、和やかな雰囲気で終了することができました。

市丸小学校授業2023「小倉織を学ぼう」最終日

2023.12.30


11月30日、市丸小学校での授業も最終日をむかえました。
前回デザインした縞模様が機にかかり、子どもたちは経糸を嬉しそうに眺めています。

今日のテーマは高機で織る、です。大和先生からの説明後、前回同様グループに分かれて織り始めます。

最初は手と足がちぐはぐな様子でしたが、1人5分の持ち時間を2度、3度交代して織っていくうちに打ち込みも糸渡しもあっという間に覚えた子どもたちでした。

出来上がったコースターを手にした子どもたちの様子を担任の杉田先生よりお伺いしました。自分たちが育てたわたから小倉織ができて驚いたこと、小倉織のすごさをたくさんの人に伝えたいなどの感想を持っていたそうです。後日工房に子どもたちからお礼の手紙が届きました。

杉田先生がおっしゃっていたように印象的だったのは小倉織を広めたい、広めてほしい、たくさんの方に知ってほしいと書かれていたことです。私たちの研究会活動の柱でもある、小倉織を広く伝える、ということがこの感想文を拝見して、しっかりと伝わっていることをとても嬉しく思いました。(ひ)

 

市丸小学校授業2023「小倉織を学ぼう!」2日目

2023.10.30

10月30日。市丸小学校にて、第2回「小倉織を学ぼう」の授業を行いました。まずは、糸の藍染めから。前回、子どもたちが紡いだ糸に、私たちがお手伝いして紡ぎ足した 手紡ぎ糸を藍色に染めていきます。

青茶黒い液体の中に、糸を入れる子どもたち。緑がかったなんとも言えない色になった糸。それを液体から出して、空気に触れさせると段々と青系の色に変化していく様をみて、びっくり! 大歓声が。その工程を何度か繰り返し、しっかりと綺麗な濃い藍色に染めていきました。

次は、縞のデザイン。まずはデザインのお勉強で、黒板に出ていろいろな色のシートを並べて試しに縞柄を作る練習です。最初は難しそうにしていましたが、最後は全員が上手にデザインできるように。今回は、1人1人がデザインした縞模様を、5人1チームになって5人分の縞を横に並べて1枚のコースターをデザインしていきます。もう、すっかり慣れたもので、元気いっぱいの個性的なデザインがあがってきました。このデザインをもとに、機に糸をかけて、みんなで世界でたった1枚の!オリジナルコースターを織っていきます。さぁ、どんなふうに仕上がるのか。私たちも、とっても楽しみです♪(mi)

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